演劇集団LGBTI東京とは?
演劇集団LGBTI東京は、セクシュアルマイノリティの表現者と理解者で構成された劇団です。
結成は2009年。
旗揚げ公演は2010年に行われました。
男女にとらわれないありのままの価値観を表現するにあたり、役者は自身のセクシュアリティで演じることができ、スタッフは自身のセクシュアリティのままサポートに専念できます。
舞台芸術をはじめとし、様々な表現で「本来の自分」を表現し続け、活動期間が10年を越える団体となりました。
マイノリティだからこそできる、感受性豊かな表現で、誰もが楽しめてLGBTQ+の心に響くお芝居をこれからもお届けしていきます。
現在の劇団員にはストレートアライやノンセクシュアル、クエスチョニングも含まれ、多様性に富んだメンバーで活動しています。
コンセプト
セクシュアルマイノリティによる、セクシュアルマイノリティを題材としたお芝居を、セクシュアルマイノリティの人に観てもらいたい……そんな考えから始まりました。
セクシュアルマイノリティの表現者と、理解者を含むセクシュアルマイノリティのスタッフで作り上げる、マイノリティだからこそできる表現の、嘘のない作品。
出演者・スタッフ・お客様の中には、誰一人として差別や嫌悪感を持つ人はいません。
そんなあたたかい空間づくりを目指しています。
メディアに踊らされている現在のセクマイの地位を向上していくことも、私たちの活動のひとつです。
余計な説明ばかりのドラマや、性の過剰表現をせず、自分のセクシュアリティで演じることを大切にし、自然と出てくる個性を生かしたお芝居を心がけています。
団体名の「LGBTI」とは?
LGBTIとは、レズビアン(L)・ゲイ(G)・バイセクシュアル(B)・トランスジェンダー(T)・インターセックス(I)を示した造語です。
劇団結成当初は、まだ「LGBTQ+」や「SOGI」などの言葉が広く知られていませんでした。
時代が移り変わり、セクシュアルマイノリティがより一般的になりつつある現在でも、あらゆるセクシュアルマイノリティを支援・表現していく意を込め、あえて「演劇集団LGBTI東京」と名乗り続けています。
劇団員のセクシュアリティについて
当劇団は、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー・インターセックスの当事者に限らず、様々なセクシュアルマイノリティの表現者が在籍しています。
また、セクシュアリティの公開は義務付けておりません。
セクシュアリティの公開や公言、詮索ではなく、各々が「自分」を自由に表現することを目的としているためです。
また、劇団ではセクシュアルマイノリティの定義については定めておらず、「自身のセクシュアリティに自認のある人」が在籍しています。
もちろん、シスジェンダーを自認するストレートアライの方も在籍することが可能です。
日々進み続ける時代と同様、劇団員の多様性につきましても進化し続けます。