皆さん、お久しぶりです!小住優利子です!
緊急事態宣言の最中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日は、特に伝えたいことがあるわけではないのですが、
ここ一年くらいを振り返ってみたいと思います。
去年2020年3月、私たちは本公演「ライカは恋をしない」の稽古に励んでいました。
劇団10周年だったんですよね。
コロナ対策を万全に、劇団員同士でたくさん話し合い、
色々な条件を決めて稽古を進めていきました。
懸念事項がある役者は、話し合い降板していきました。
残ったメンバーで、気合いを入れて
ある意味、念を込めて
稽古を続けてきたのですが、
公演中止(延期)の条件が整ってしまいました。
「緊急事態宣言」です。
私たちは、しばらくの間、活動休止状態です。
最初のうちは、動画配信をしようと頑張っていましたが、
私たちが本当にやりたいのはそれではないので、
目標を失った私たちは、少しづつモチベーションがなくなっていきました。
このコロナ禍がいつ過ぎ去っていくのか。
それを押し切ってまで活動していく意味はあるのか。
たくさん考えました。答えは出ませんでした。
それぞれ、生活が、状況が、心情が変わってきたのを感じています。
何もできないまま、2020年が終わりました。
そして、先が見えないまま
劇団で運営を始めたミックスバー「ルナラパン演劇部」も撤退することとなりました。
理由としては、コロナ禍における経営難ですね。(経営者ではありませんでしたが)
オーナーさんの好意で、劇団員以外のキャストが引き継いで今もお店は継続しています。
去年、個人的に始めたことがひとつありました。
9月に女優専門ガールズバー「SCANDAL」を荻窪にオープンしました。
こんなコロナ禍になんで飲食店なんか始めたのか不思議に思う人も多いと思います。
でも、私にとっては「コロナ禍だから」だったんです。
私は普段、劇団の活動以外には、舞台照明の仕事をしていましたが、
舞台の仕事もコロナ禍ですっかりなくなってしまいました。
舞台俳優さんたちもそうです。飲食店のバイトもシフトが減っていきます。
舞台がなくなって、演劇ファンの方々も推しに会えない日々です。
飲食店がどんどん潰れていきます。
・・・いい居抜き物件が見つかりました。
と、言うことです。
次の年の3月にコンセプトカフェ「まほらぼ」の経営も始めるのですが、
これらの話はここで深く語っても面白くないのでまたどこかで。(o^―^o)ニコ
さて、2021年になりました。
そろそろ我慢の限界。
フラストレーションが溜まった私たちの
文化芸術活動の継続支援事業を利用した活動が始まりました。
2月に2本。
また急にぶっ飛ばします。
しかしコロナ禍。
健康面や金銭面、社会的な面からも、参加できるメンバーは限られてきます。
ぶっ飛びメンバーです。
1本目
ニイモト企画
「After CORONA Children」
小住は演出として、桜井・立花の二名が役者として参加しました。
舞台は「とある幼稚園」と「とある劇団」の二本。アフターコロナの時間軸。
コロナが終わったあとの二本を想像します。
幼稚園では子供たちが不安がり、劇団は解散します。
リモート稽古、マスク着用の舞台。大変でした。
今しかできない、いい思い出となればいいな。
こちらは無料配信公演です。YouTubeでご覧になれますので、よろしければ見てみてください。
ドキュメンタリー仕立てでNHKみたいでけっこう気に入ってます。
2本目
演劇集団LGBTI東京 トライアル公演
「夜の窓辺に、燈るは思い出」
参加した役者は、私と立花みず季・CONAN・桜井まゆ・佐藤圭です。客演に内藤有香さんをお迎えしました。
脚本の差異等たかひ子さんに、「劇団員だけ出てきて、ワンシチュエーションで、同時に出る人数は三人まで、二部構成で、合計一時間くらいの芝居を作って!」と無理なお願いをして、叶いました。
とあるLGBTフレンドリーなシェアハウスの、1999年と2021年のお話でした。
私が演じる1999年の灯里は、2021年の主人公燈を出産しました。
作品に愛がありますよね。
なんと、この話は、今年のクリスマス公演に続く予定です。お楽しみに。いや、私が楽しみです。
どちらの公演も、スタッフ・キャスト共によく知った仲間だからできたと深く感じました。
リモート稽古や密を避け減らした稽古スケジュール。かなりキツイです。
そして現在、3度目の緊急事態宣言。
こんな日々が早く終わるように願っていますし、
今活動できないメンバーと早く再開したいです。
まるで、離れ離れになった家族みたいです。
それでは、今日はこの辺で。
笑顔で皆様とお会いできますように。
小住優利子