【結び女】初舞台を振り返って【相馬みなも】

こんにちは、相馬みなもです!

少し経ちましたが、皆様2019本公演「結び女」ご来場ありがとうございました!

皆さまのおかげでとても素敵な公演になりました。

今回は結び女について書こうと思います。



今回の本公演が、僕にとって演劇集団LGBTI東京での初舞台でした。学生演劇以外で舞台に立つことも初めてでしたので、本当にドキドキでした...!


オーディションに出て、顔合わせをし、役が決まって練習が始まり...長いようであっという間でした。



僕は今回、主人公マナに結び目を売る店子であり、三味線の付喪神でもある「お千」を演じました。

題名にもなっている「結び女」という存在そのものでもあったため、マナやマナを通して接するお客さん、さらにその全てを見届けてくださる観客の皆様に何を伝えるか、本当に考え悩みました。

その中で僕がだした答えは、僕が「結び女」を演じる意味...。



トランスジェンダーであり、性自認が「男性」の僕が「結び女」を演じることは、LGBTI東京の公演として意味のあることだと僕は思います。


僕の中での結び女はあくまでも店子たちの「総称」。それは女性の店子や、女性らしいことを指すものではないと感じていました。

これは僕たちが生きる日本でいう、「看護師」が女性の仕事、「運転手」は男性がなるもの、というイメージの逆にあたるのではないかな、と。

実際に皆様が舞台を観てどう感じたか、そもそも結び女に性別があるのか...分かりませんが、僕は結び女を演じる男として舞台に楽しく立つことができました。



改めて、舞台に関わってくれた皆様にお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。


これから、またLGBTI東京の公演に出ることがあると思います。

その時はどうぞ、よろしくお願いします!



©演劇集団LGBTI東京